社員ブログ

2026年01月13日

日本三大稲荷の一つ、千代保稲荷神社を訪ねて

岐阜県海津市に鎮座する「千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ)」は、
地元の人々から親しみを込めて「おちょぼさん」と呼ばれている、由緒ある神社です。
本年のお正月にも参拝し、ご祭神様に1年の感謝の気持ちをお伝えしました。
 
創建は平安時代にさかのぼると伝えられ、源義家の六男・義隆がこの地に住む際、
父から授かった先祖の霊璽や宝剣を「千代にわたり保て」と託されたことが社名の由来とされています。
その後、義隆の子孫が先祖の霊と稲荷大神を祀ったことから、尊いものを長く守り続ける願いを込めて「千代保稲荷神社」と称されるようになりました。

また、稲荷神社とは何かについても触れておきます。
稲荷神社とは、稲荷大神を祀る神社で、日本全国に広く分布し、最も数の多い神社のひとつです。
稲荷大神はもともと五穀豊穣や食物の恵みを司る神として農業者を中心に信仰されてきましたが、時代の変化とともに商売繁盛や家内安全、仕事運向上など生活全般を支える守護神としても広く崇敬されるようになりました。
境内に置かれる狐は神の使いとされ、田畑を荒らす害獣を退け豊作を守る存在として尊ばれています。
参拝者は狐にちなみ、油揚げやろうそくを奉納しながら願いを届ける習慣があり、これも稲荷信仰の特徴のひとつです。
また、朱色の鳥居は魔除けや生命力の象徴として神域への入口に立ちます。
こうした庶民信仰としての稲荷信仰は平安時代以降広まり、江戸時代には都市部や宿場町の商人たちの生活にも深く根付きました。
現在、日本全国には約3万社以上の稲荷神社が存在するといわれています。

 

千代保稲荷神社は、日本三大稲荷の一つに数えられることもあります。
京都の伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷とともに、庶民信仰を象徴する稲荷として評価されており、商売繁盛をはじめとする生活密着型の信仰が厚く、全国から多くの参拝者を集めています。
稲荷信仰の総本社、霊験あらたかな寺院稲荷、そして民衆信仰を代表する千代保稲荷神社を並べて考えることは、日本各地に根付く稲荷信仰の多様性と豊かさを示すものといえるでしょう。

さらに、千代保稲荷神社の特色のひとつが、毎月末から翌月初めにかけて行われる「月越し参り」です。
月越し参りは、月の変わり目を生活や商売の一区切りと捉え、その月の無事や感謝を神様に報告し、翌月の商売繁盛や家内安全を祈願する伝統的な参拝習慣です。
参拝は24時間可能で、期間中は境内や参道が多くの参拝者で賑わい、門前町の飲食や買い物とあわせて楽しむこともできる、地域に根ざした信仰行事となっています。

  
今後も地域の文化や歴史を大切にしながら、地元ならではの魅力を皆さまにお伝えしてまいります。

関連リンク
千代保稲荷神社
https://www.chiyohoinari.or.jp/index.html

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