社員ブログ

2025年05月08日

②【歴史散策】岐阜公園に立つ板垣退助像を訪ねて

岐阜公園の一角に、静かに、しかし堂々と佇む一体の銅像――それは、自由民権運動の指導者・板垣退助の姿です。
板垣退助は、明治時代の政治家であり、「板垣死すとも自由は死せず」との言葉で広く知られ、
日本の議会政治の礎を築いた人物として、今なお語り継がれています。
実は、この地に銅像が建てられた背景には、1878年(明治11年)、岐阜で彼が遊説中に襲撃された「暗殺未遂事件」があります。
この事件で板垣は致命傷を負いかけながらも、自由の大切さを訴える言葉を発したとされ、
その姿勢は後の日本の民主化運動に大きな影響を与えました。
銅像は、そうした板垣の精神と歴史を後世に伝える存在として、岐阜城への登山道に続く石段のそば、
豊かな緑に抱かれた静かな場所に立ち続けています。
岐阜公園を訪れる際には、ぜひこの銅像の前で立ち止まり、自由を守ろうとした志士の思いに触れてみてください。

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