お知らせ

2026年09月28日

スクラップヤード新許可制度に向けた検討|「再生原料」の基準明確化が進む業界動向

環境省が開催した「スクラップヤード環境対策技術検討会(第3回)」にて、プラスチックリサイクル業界団体より「再生原料」や「完成品」の区分に関する具体的な基準案が提示されました。
現在、国ではスクラップヤードの適正管理や環境保全を目的とした新しい許可制度の整備を進めています。今回の検討会では、全日本プラスチックリサイクル工業会などから、現場の実務に即した具体的な管理基準のアイデアが出されました。

■ 業界団体から出された主な提案内容
「再生原料」の考え方
使用済みの製品を解体し、異物除去・製品別の選別・粗破砕を行ったうえで、整然と保管・管理されているものを指します。一方で、異物の混在や散乱、分別されていない状態のものは「再生原料とは言えない」という見解が示されました。

「完成品(フレーク・フラフ等)」の目安
サイズが概ね20mm以下であること、見た目に異物が混ざっていないこと、雨に濡れないよう適切に保管されていることなど、具体的な管理の目安が挙げられています。
※これらは業界側からの提案段階であり、現時点で国が定めた正式な基準ではありません(年度内を目途に環境省が方針を取りまとめる予定です)。

■ 求められる「品質管理」と「適正保管」の視点
今回の検討からもわかるように、これからのリサイクルや廃棄物処理の分野においては、単に集めて保管するだけでなく、「厳格な選別や異物除去」「工程ごとの明確な区分」「雨濡れや散乱を防ぐ適切な保管」といった管理体制の重要性が一層高まっています。

将来的な制度化を見据え、保管状態や品質管理の基準が明確になることで、しっかりと管理体制を整えている事業者が正しく評価される環境が進み、業界全体の健全化につながっていくと思います。

【関連リンク】
・環境省:スクラップヤード環境対策技術検討会(第3回資料)
https://www.env.go.jp/recycle/ill_dum/post_70_00002.html

PAGETOP