まず、私個人のことになりますが、弊社では随分古株になります。数名でやっていた頃に入社していますので、ずっとこの会社と共にしてきたといっても過言ではありません。とはいっても、その私が10年そこそこの在籍期間ですから、どれだけ若い会社か、わかっていただけると思います。
現時点で感じるのは、「よくもここまで成長した」ということです。10年の間に、売上高で2.6倍、従業員数で2.8倍となっているわけですから、入社した頃を思い起こしてみると、想像の及ばないような企業規模になりました。
その間、日本経済は、失われた10年とか、20年とか呼ばれ、不景気が長く続いていたのですが、このような低迷した時代でありながらこれほどの成長できたのは、奇跡としか言いようがありません。
弊社が事業拡大していったのは、2000年6月に「循環型社会形成推進基本法」が制定され、なるべくゴミを出さず、できるだけゴミを資源として使い、どうしても使えないものはきちんと処分する方向へと、社会全体が動き始めた時代でした。また、持続可能な社会に向けて、3R(リデュース・リユース・リサイクル)や省資源・省エネという言葉も、急速に一般化していきました。